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2025.09.04
ブログ

【訳あり物件とは】

「訳あり物件」という言葉は聞いたことがあるけれど、実際にはどんな物件なのか?といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は「訳あり物件」の概要についてご説明していきます。

1.「訳あり物件」とは

「訳あり物件」がどのような物件かについては明確な定義があるわけではありませんが、一般的には瑕疵がある土地や建物などの物件のことをいいます。
注:「瑕疵」とは物理的・心理的などの欠陥をいいます。

2.「訳あり物件」の種類

・心理的瑕疵物件
通常、心理的な抵抗感や嫌悪感を与える可能性のある物件
例:自殺、殺人、事件など

・物理的瑕疵物件
物件自体に物理的に重大な欠陥がある物件
例:地盤沈下、土壌汚染、雨漏りなど

・法的瑕疵物件
法令に違反しているなど法的に問題のある物件
例:建築基準法上の違反、消防法上の違反など

・環境的瑕疵物件
物件自体には問題がないものの、物件の周囲の環境に問題がある物件
例:周囲に火葬場やごみ処理場がある場合など

3.「訳あり物件」を売買するときの注意点
・「訳あり物件」は上記2でご説明したような理由から、購入希望者が少なく価格がその地域の相場と比べて安くなる傾向にあります。

・特に法的瑕疵物件の場合は、物件を購入する場合の住宅ローンなどの融資の審査が通りにくくなる可能性があります。

・物件を販売する場合は、販売期間が長期にわたる可能性があります。

・物件を販売する場合には、売主には「告知義務」があり、この義務を怠ると「契約不適合責任」が問われる可能性があります。
注:告知義務ー瑕疵の有無やその内容を買主に伝えなければならないという売主の義務
注:契約不適合責任ー契約に適合した物件を引き渡さなかった場合の売主の責任
例:「雨漏りしていない」という契約内容の物件が引渡し直後に「雨漏り」した場合など

4.まとめ

「訳あり物件」の売買は、一般的な物件の売買と比較して、注意しなくてはいけないことが多く、また価格設定なども難しい場合があります。
売却・購入をご検討される場合は不動産会社に相談しながら進めていくことをご検討ください。

筆者
行政書士・宅地建物取引士
中原 健詞
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