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2026.02.15
ブログ

【ZERO行政書士】建設会社・工務店・リフォーム会社が宅建業免許を取得するメリットを不動産専門の行政書士が解説します

建設会社・工務店・リフォーム会社の経営者の皆様の中には、「宅建業免許は本当に必要なのか?」
「取得するとどんなメリットがあるのか?」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
近年、建設業界は様々な要因により、経営環境が大きく変化しています。その中で注目されている
のが、宅地建物取引業(宅建業)免許の取得による事業領域の拡大です。
この記事では、不動産専門の行政書士の視点から、建設会社・工務店・リフォーム会社が宅建業免許を
取得するメリットを、実務的かつ具体的に解説します。

●宅建業免許とは?基礎知識をおさらい

宅建業免許とは、正式には「宅地建物取引業免許」のことを指し、土地や建物の売買・交換・貸借の
媒介(仲介)や代理を業として行う場合に必要な許可です。
根拠法令は宅地建物取引業法であり、国土交通大臣または都道府県知事の免許を受ける必要があります。
例えば、以下のような行為を反復継続して行う場合は、宅建業免許が必要です。

・自社で建築した建売住宅を販売する
・不動産売買の仲介を行う
・中古住宅を仕入れてリノベーション後に販売する
・不動産の代理販売を行う

建設業許可とは別の制度であるため、「建設業許可を持っているから大丈夫」というわけではありません。

●建設会社・工務店が宅建業免許を取得する5つのメリット

1.ワンストップサービスの実現で受注率が向上

宅建業免許を取得すると、「土地探し+建築」をワンストップで提案できるようになります。これにより、

・土地紹介
・売買契約
・建物建築
・住宅ローン相談

まで一貫して対応できるため、顧客満足度が大きく向上します。
現在、多くの顧客はポータルサイトを通じて土地を探しています。宅建業免許があれば、こうした媒体への
物件掲載も可能となり、集客チャネルが大きく広がります。

2.仲介手数料という新たな収益源を確保できる


宅建業免許を取得すると、不動産売買の仲介により「仲介手数料」を得ることができます。
例えば、3,000万円の土地売買を仲介した場合、上限報酬額は、
「売買価格×3%+6万円(+消費税)」
となります。
つまり、96万円(税別)の報酬が発生します。
建築利益とは別に収益を確保できるため、利益率の向上や経営の安定化につながります。

3.建売・リノベ再販事業への参入が可能

宅建業免許があれば、
・建売住宅の分譲販売
・中古住宅の買取再販
・リノベーション再販

といった事業展開が可能になります。
特に近年は空き家問題が深刻化しており、空家等対策の推進に関する特別措置法の施工以降、
自治体も空き家の流通促進を後押ししています。
リフォーム会社にとっては、物件取得から改修・販売まで一貫して行うことで、粗利の最大化
が可能になります。

4.不動産会社との対等なビジネス関係を構築できる

宅建業免許を持たない場合、不動産会社から土地情報をもらう立場になります。
一方、免許を取得すると、
・自社で売主から直接受託できる
・物件情報を自社でコントロールできる
・共同仲介の主体になれる

など、ビジネス上の立場が大きく変わります。
結果として、情報取得のスピードや契約条件の交渉力が向上します。

5.会社の信用力・ブランド力が向上する

宅建業免許を取得するためには、
・専任の宅地建物取引士の設置
・営業保証金の供託または保証協会への加入
・事務所要件の整備

など、一定のハードルがあります。
これらをクリアしていること自体が、顧客に対する信頼性の証明になります。
不動産と建築の両方に精通している会社として、総合不動産サービス会社への進化
可能になります。

●宅建業免許取得に必要な主な要件

宅建業免許を取得するためには、以下の要件を満たす必要があります。

1.専任の宅地建物取引士の設置(事務所ごとに5人に1人以上)
2.事務所の独立性の確保
3.欠格事由に該当しないこと
4.営業保証金1,000万円の供託または保証協会加入(弁済業務保証金分担金60万円)

初期費用や準備期間を見越して、計画的に進めることが重要です。

●建設業と宅建業のダブルライセンス経営が今後の鍵

今後の建設業界では、「建てるだけ」から一歩進んだビジネスモデルの検討が重要です。

・不動産流通
・空き家再生
・相続対策
・収益物件活用

といった分野は拡大しています。
建設業許可と宅建業免許のダブルライセンスを取得することで、市場変化に強い経営体制を構築できます。
地域密着型の工務店が宅建業免許を取得することで、圧倒的な競争優位を確立している事例も増えています。

●まとめ|宅建業免許は「攻めの経営」への第一歩

建設会社・工務店・リフォーム会社にとって、宅建業免許は単なる資格ではありません。
それは、
・収益源の多角化
・顧客満足度の向上
・事業領域の拡大
・企業価値の向上

を実現するための経営戦略ツールです。
建築と不動産を一体で提供できる体制を整えることが、今後の生き残り戦略となります。
宅建業免許の取得には、要件確認・書類作成・事務所整備など専門的な知識が必要です。
スムーズかつ確実に進めるためにも、不動産分野に強い行政書士へ早めに相談することを
おすすめします。
不動産専門の大阪・難波のZERO行政書士事務所では、許可申請・取得のサポートはもちろん、
許可取得後のサポートもさせて頂いております。
宅建業免許取得をご検討されている際には、

不動産専門の大阪・難波のZERO行政書士事務所

にご相談ください。

筆者
行政書士・宅地建物取引士
中原 健詞
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